松下幸之助先生

人間というものは、誰でも長所と短所を持っている。

だから、大勢の人を擁して仕事をしているのであれば、
それぞれに多種多様な長所と短所が見られる。



その場合、部下の短所ばかりを見たのでは、なかなか思い切って使えないし、部下にしても面白くない。

その点、長所を見ると、その長所に従って生かし方が考えられ、ある程度大胆に使える。

部下も自分の長所が認めてもらえれば嬉しいし、知らず識らず一生懸命に働く。

しかし、もちろん長所ばかりを見て、短所を全く見ないということではいけない。

私は短所四分、長所六分ぐらいに見るのがよいのではないかと思うのである。