名将・黒木貞光先生

今年の剣道日本11月号を読ませていただいて、

福岡大学附属大濠高校の黒木貞光先生の言葉に感銘を受けました。


『部活動の指導にあたっては、ひとまずの目標を大会で勝つことに置いてはいますが、私が最終的な目標として掲げているのは、人生の勝利者になること。です。勝利者と言っても決して大金持ちになるとかではなく、つつましく、ごくごく普通でも構わないから、人様に迷惑をかけずにしっかりと生きていってほしい、人と接した時に第一印象で相手に好感を与えるような、調和の取れた人間になってほしい。そんな願いを込めて指導にあたっています。品格というものはその場で取り繕えるものではない。まずは日頃の行いがあって、それが自然と内側から表情や行動に出てくるものですから。』

『そもそもインターハイ優勝と言っても剣道界の一部の人たちが知っているだけで、世の中の多くの人はそんなことは知らない。おまえたちは金メダルを三つも四つも持っているけれど、それはただ体の外側にぶら下がっているだけ。いくら剣道の実績をひっさげても、広い世の中では通用せんよ。心のなかに光り輝くものがないといかんよ。と生徒たちに話しています。』 


指導者は勝ちを求めながらも、本質は人間形成であり、教え子のこれからの社会人としての在り方を、
剣道で学ぶ。

を実践されているんだなと思います。全国のたくさん指導者の方も同じ思いで指導されていると思います。 
教育者とは、すばらしいなと感銘をうけます。

今年のインターハイ優勝、玉竜旗二連覇を達成した福大大濠の黒木先生のお言葉だけに、

さらにその重みや偉大さを感じました。

社会人になってからが大切ですよね。

それが剣の心だと思いました。

今日もいまから稽古がんばります!