心をゼロにする

昨日の大会の審判で、藤原先生の話を思い出しました。
審判をしていたら、自分が知っている選手や、同じ地域、学校、道場の選手の審判することだってあります。

誰しもそうですが、心をゼロにするというのはなかなかできません。

ですから私は知っている選手の審判は通常よりも厳しく判定をして

同等なのではないかと思うのです。

中学生だった教え子にはいつもこうはなしていました。

「私がもし、あなたたちの審判をすることに

なったとしたら、微妙な打ち70点や80点の打突はあげない。

私以外の二人の審判が納得する打ちをしなさい。
二人上げさせれば一本だ。
どうして自分たちを助けてくれないのかと思うかもしれないね。
なぜ厳しくするのかといえば、
君たちの勝ちに周囲からひいきされて勝ったと
言われてほしくないからだ。
君たちには勝ってほしい。
でも君たちには堂々と勝ってほしい。
勝ちにだけこだわるのではなく、
堂々とした試合前の所作、
堂々とした試合後の所作
をしてほしい。
自分の試合に責任を持ち、常に堂々としてほしい。

ただ、そんな厳しい審判の判定のなかでも

私があげるときは、県大会だろうと
全国大会だろうと
絶対一本になる打ちにだから
もし私があげたら、全国でも通用する
ということだから、自信をもちなさい。」

と言っていたんですけど、

久々に教え子に

おぼえてる?

ときくと、

「覚えていません」

といわれました・・・・

そんなもんですよね、指導って・・・

とほほ・・・・・

かっこわる〜い、私(笑)